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自然農で田植えをした話

自然農で田植えをした。これは長い6ヶ月のささやかな記録である。

5月 農園を出て2年が過ぎた。今年は田植えをしたい。空いてる田んぼがあるよと教えてもらった場所は遠いし、人と一緒にやるのも乗らなかったが、それでもやりたい気持ちが勝った。田んぼを紹介してくれた知人に電話してやらせて欲しいと頼む。

自然農での田植えは一切の機械を使わない。私が農園にいたとき、2回手植えをしたが、1回目は代掻きまではトラクターを使ったし、2回目さえ、畦の草刈りは草刈機を使った。そう考えるとこのやり方は徹底して機械を使わない。またいずれゆっくり考えてみたいが、私にとって機械を使わないことのメリットは、生き物を殺す確率が減ること、自分自身の怪我の確率も減ること、田んぼについて言えば稲刈りの後の土の様子が全く違う。機械を入れない田は小さな草花が生えている。あとは、静かなことも良い。

私が農園で手植えをした時は、機械でやったのとほぼ同じことを人力でした。鍬で耕し、足で踏んで代掻きをした。自然農は違う。耕さないし、だからもちろん代掻きもしない。代わりに溝を掘る。スコップを使ってひたすら掘っていく。本来は4mX12mくらいの長方形の区画を碁盤目に作るのだが、早速のオリジナリティを発揮して、フラクタル構造を応用した溝を掘ってみた。周囲との人間関係という視点で見ればすでにここからして失敗が始まっていたと言えよう。

掘り上げた土は畦にする場所以外は箕でどこかに運ぶべきなのだが、面倒なのでそのままにした。つまり、各区画の端は溝から上げた土で中より高くなっている。これ第二の失敗である。田んぼに高低差を作ってはいけないのは基本である。

種まきは田んぼにする。水は入れないので畑苗代という。畑苗代は管理しやすいというが、実際その通りであった。   4mX12mの区画の一部を苗代にする。田んぼの広さに応じた必要な苗に適した幅で土の表面を削り、種をまく。種を蒔くことを自然農の人たちは種下ろしと呼んでいた。一般にも使う言葉なのかもしれないが、農園ではあまり聞かなかった。種は農園からハッピーヒルの種籾を送ってもらった。塩水選、温湯消毒などはせず、乾燥したまま蒔く。ばらまきと筋まきで迷ったが、ここは助言に従い、筋まきにする。とはいえ私のやること、一粒一粒蒔けず、かなり密になる。乾いているからくっつくのではと言われ、川の水に少し浸けてみる。発芽率が変わるかと思ったが、どちらも発芽率は極めて良好であった。ばか苗や出穂後穂先が白くなり実が入らなくなるものはあったが、農園で温湯消毒していた時と比べて大した差はなかったと思う。あとは刈草をかけて、寒冷紗で覆えば種まきは終わり。寒冷紗を支える支柱は妻に作ってもらった。竹製なのが、それらしくて嬉しい。

表面を削って、種を蒔くので草は生えにくい。しかも田んぼなので、水を入れなくても雨が降れば、溝に水が溜まる。おかげで、ときどき様子を見に行くだけで、ほぼ手を加えなくてよかった。田植えの前に草取りをしたゾーンとしなかったゾーンに分けてみたが、あまり違いを感じなかった。草についてはよほど負けそうにならない限り、案ずることはないだろう、そうこの時点では。

6月 ついに田植えのとき。思いの外、苗の成長が早くて、慌てて植え始める。溝掘りと種まきと田植えは妻と妻の友達と一緒にしたので、田植えのときも、私が表面の草を窓ホーを使って剥がしている間に終わったところをどんどん植えてもらう。自然農では植えるための穴を掘るのに鋸鎌を使う。紐は使わず、目分量で植えたので、間隔が広くなり過ぎたところがある。7畝の田にたぶん5〜6合くらいの種を蒔いて苗を作ったが、田植えの間隔が広かったこともあり、かなり余った。自分のところに植えるよと言ってくれた人たちに分けたが、それでも半分は刈り取ることになった。勿体無いことをした。

この田植えには結構時間がかかる。7畝終わるのに一週間かかった。次は草刈りである。本来、稲の片側だけ刈って稲が草に負けないようにするらしいのだが、何分そう真っすぐに植えたわけでもないので、そうもいかない。そもそも生えてないところには草がほとんど生えていない。田植え前に刈り倒した枯れ草が草抑えになっているのだ。というわけで、草刈りもなんとなく大きい草だけ刈るという適当なやり方にする。熱意がないのだ。なぜだ?農園を出たときから、どこかに自分たちの土地を見つけて、自分たちのやり方で作物を作っていくのが夢なのではなかったか?しかし、言葉は繰り返されるうちにその魂を失う。あるいは言葉だけが宙に浮かんで私の心はどこか遠くへ彷徨いだす。それを嘘と言うことはできまい。ある地点でそれは真実であったのだし、今でもそれに変わる目的は見つかっていないのだから。けれど、心は素直で、体はその奴隷である。これは田んぼではない、水を入れるんでなければ田んぼではない、これは畑だ。だからつまらないんだ、そう言って隣の田を羨んで見ていたときもある。しかし、全てが終わった今言えるのは、どちらにしても熱意は湧かなかったのではないか、と言うことだ。もちろん水田にすれば今回のような失敗はなく、より多くの収穫はあったろう。けれど、それで楽しくなったかはわからない。

7月 この頃から、なんとなく自分の田はおかしいと思い始める。水もたまらない。水のことではやはり、周囲の人となんとなく気まずい感じになることもある。そして、なぜ自分の田から水が漏れていくのかわからない。穴は全て塞いだはずなのに。

苗代を育てた区画も土を戻して田植えするのだが、こぼれ種から次々稲が芽生えてくる。面白いのでしばらくそのままにしていたが、全て小さいままで終わってしまいそうなので、刈り取る。福岡正信さんの『わら一本の革命』を読むと、逆に種籾を密に蒔き、水も最低限しか与えないことで背は低くなり分蘖も減る代わりに一本一本の稲にはたくさんの実がつくと書かれていた。もう少し様子を見ても面白かったのか。

8月 二週間近く実家に帰っていた間に草がかなり伸びて稲が見えなくなっている。ここは流石に気合を入れて刈る。刈り終わったとき、これできっと良くなるだろうと思う。しかし、あいも変わらず、一向にそこは田んぼに見えない。偶然会った、いつもうちに配達に来てくれる人にもここに稲があるんですかと言われてしまう。隣の田で水田で育てている貸主の見立ては2俵。え、これだけ植えて頑張って2俵ですか。がっかりする。

9月 花も終わって分蘖が弱く、周りの田んぼは稲が他の草を圧倒しているのに対して私の田んぼは稲がまばらで草がまた大きくなってきてしまっている。花のあとは田に入らないほうがいいとはいえ、流石に放っておけず、草を刈る。途中でやめる。

10月 ついに水がたまらない理由がわかった、と思う。内側の溝を踏まなかったからそこから漏れていたのではないか。今更ではあるが踏んでみる。しかし、そこに終了のお知らせ。そろそろ稲刈りの準備で水を止めようと思うの。ですよね。かくなる上は精霊たちに頼むしかない。そして私はまた東京に行くのであった。

帰ってくるとかなり熟して何より、乾燥している。田植えと同じく慌てて稲刈り。手伝ってもらって、半日で終わる。5日くらい干して、雨が降る前に脱穀しようと思う。軽トラは持ってないので、年代物の小型軽ハッチバックに干した稲を積んで、家で脱穀する。前の住人(大家さんではない)が田植えをしていたらしく、道具が一通り揃っているのがありがたい。唐箕かけを終えて、米袋2袋くらいと来年のための種籾。1俵行かずか。ちなみに種籾は良い株を取り分けておいて株のままどこかに吊るして翌年まで保存しておくとよいと教えてもらった。10束ほど取っておくことにする。

失敗の理由は稲の間隔が広くてアレロパシーが働かなかったこと、しっかり田んぼの溝全体を踏まなかったために水がたまらなかったこと、そしてこれは全てが終わってから教えてもらったことなのだが、畦の草刈りをしたとき刈草をそのままにしていたので、畦が柔らかくなったのとモグラ穴を発見しづらくなったことだろうか。どれも基本で当たり前であり、なぜやらなかったのかという感じだが、農園でやって疑問に思っていたことを試してみたかったというのもある。例えば、稲の間隔を広くすれば、分蘖がより増えるのではないかというのは子供っぽい発想かもしれない。けれど、試してみたかった。実際には上述のようにアレロパシーが働かず、草に負け、分蘖は減るのではないか。理由を知らないでうまく行くより、経験から学ぶ方が価値があるのだ。

さて、来年どうするの、ということだが、今のところ他にやることが見つからなければ、来年も田植えをすると思う。この場所でやる限りは同じやり方になると思うが、先日、3区画に小麦を蒔いて稲わらを振っておいたので、もし小麦がちゃんと生えたら、そこに米とクローバーを蒔いて、その3区画は福岡さん風にしてみようと思う。

何がしたいのと聞かれたとき、私の答えは変わらず自然の中にいること、だ。稲が美しく生え揃って、田んぼがどこまでも続いている景色は美しいと思う。そして、何か自然の中で、生きる糧を得ていく道を見つけようと、私は今日も空を眺めている。

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すり鉢で餅をつこう

餅をすり鉢で搗くことができる、そのことを知ったのは東城百合子さんの「家庭でできる自然療法」だった。

そのことを知ってからしばらくして玄米餅をすり鉢で作ろうとしたことがあったが、うまくいかなかったような記憶がある。
最近、再びすり鉢餅つきにチャレンジしてすっかり習慣になったのは、うさぎ杵での餅つきに慣れたことが大きいと思う。

それでは、これから杵と臼を用意する余裕がないときも手軽にできるすり鉢餅つきの方法をご紹介していこう。

すり鉢での餅のつきかた

① 前日に餅米を軽く研いでたっぷりの水に浸けておく。
 水が少ないと餅米が顔を出してしまうので数時間経ったら様子を見ておこう。
 18時間くらい浸けておくのがお勧めだ。私はいつも4合で作っている。これで4日分の朝ごはん。食べ過ぎか…

② 翌日、餅米を笊にあげ、水を切る。
 鍋にお湯を沸かし、蒸し器の準備をする。24㎝の蒸籠が4合の餅米にはぴったりだ。
 蒸籠に水を通して絞った蒸布を敷く。蒸布に水を通すのを忘れると後で餅米がたくさん付いてたいへんだ。
 そこに笊にあげた餅米を入れる。均一に広げて中心を少し窪ませる。
 鍋のお湯が沸いたら蒸板をセットし、上に餅米の入った蒸籠を置く。火は少し弱めるくらいにして蒸あげる。

③ 20分くらい蒸したら蓋を取って柔らかさを確認してみる。熱いので小さじですくって食べてみるのがいい。
 指で挟んでくりくりして餅になるか試してみるのもいい。
 良さそうなら、湯で温めておいたすり鉢(24㎝)に蒸布ごと餅米を入れる。
 これまた熱いので気をつけて。蒸布だけさっと引き抜いて、湯につけて温めておいたすりこぎで潰していく。
 杵と臼を使う餅つきと同じく、搗く前に餅米を潰してある程度まとまった状態にする必要がある。
 すりこぎを縦に動かしてごりごり潰す。すりこぎにくっついて来たらすりこぎをさっと水につける。

④ しばらく潰していい感じになったら搗いていく。
 すり鉢にすりこぎが当ったり、すり鉢の外周のような薄い部分で搗いたりすると、
 すり鉢が割れる危険性があるので、すり鉢の中心の餅が厚みのあるところだけを狙って搗いていく。
 ときどき、水をつけた手で餅を折って、搗けていないところを搗いていく。
 慣れてくるとそんなに力を入れず、ただすりこぎの重さを利用して搗く方がうまくいくのが体得できるはずだ。
 とはいえ、私はいつもすり鉢を押さえてもらっている。本当に一人でやろうとするとなかなか力が入らないかもしれない。

⑤ 米粒の残っているところがなくなったら、餅に米粉を振りかけ、
 手にも同じく米粉を振りかけ、餅を小分けする。
 市販の餅とり粉はケミカルな味がして好きでない。餅とり粉には米粉が最適と思う。
 右手の親指と人差し指を輪っかにして餅を絞り出すようにする。
 餅の塊が常に丸い形を保つように取り分けていくのがコツなんだそうだ。
 あとは取った餅を広げて伸ばして中心にまとめてねじるようにして閉じる。
 そして両掌で優しく丸める。あんこを入れるわけではないので、まあ少々うまくいかなくても構わない。
 私の手だと4合で15個くらいの餅ができる。出来立ての餅を試食するのは至福の時だ。

⑥ 翌日は七輪で焼いて食べる。
 七輪にはまるともうトースターには戻れないが、最近の高密度住宅では一酸化炭素中毒の危険性高しである。
 何せ隙間風スースーの我が家でも火鉢で中毒になりかけた。
 固くなった餅は蒸し器で蒸すのもおすすめである。
 自分で搗いた餅は蒸し過ぎてもだらしなく溶けることなんてないのだから…

まとめ

すり鉢で簡単にできる餅つき、いかがだっただろうか。

餅米は8分搗きで作っても美味しいし、これからの季節、よもぎ餅も作ってみたい。

ちなみに自家製あんこと一緒につきたての餅を食べるのもまた格別だ。

最近自家製あんこについてブログを書いたのでこちらも参考にしていただければと思う。
簡単!美味しい!初心者でもできる自家製あんこ


杵と臼がないなら餅は買うしかないという固定概念をひっくり返してくれた東城さんに感謝である。

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和式トイレの勧め

記憶にある初めてしゃがんで排泄したのは今から20数年前、大学1年生のときだ。それまで学校で用を足したことなどなかった。だが、そのときはどうしても外で用を足さざるを得ない必要性に迫られていたのだろう。恐る恐る和式トイレにしゃがんでみる。しかし、長らく座って排泄することしか知らなかった私の足は初めての経験に文字通り震え慄いていた。排泄後のそれまで感じたことのない解放感と共に自分のこれまでの暮らしは何かがおかしいのではないかという漠然とした思いが頭の中に渦巻いていた。

この漠然とした疑問がはっきりとした形をとったのはG.I.グルジェフ氏の「ベルゼバブの孫への話」を読んだときだった。そこには和式トイレが排泄の姿勢として正しいものであること、そしてある時期を境に人々はその自然の正しさを受け入れ、理解することができなくなってしまったことが書かれていた。

この章を読んでから私は無性に和式トイレを使いたくて仕方なかった。しかし、住んでいたマンションはもちろん洋式。当時はまだどこに行けば和式があるかという勘も知識もなかった。仕方ないので、時間を見つけてはしゃがんだ姿勢(いわゆるウンチングスタイル)の練習に励んでいた。

そのうち30分ほど歩いた公園には和式トイレがあることを知り、ときどき通うようになった。その後、引きこもりをやめ、本屋さんの倉庫でバイトするようになってからも出勤前に駅前の和式で用を足してから会社に向かっていた。

それからも、中国、香港をほっつき歩いていたときには、宿のトイレは極力使わず街中にある真っ暗なトイレや通称ニーハオトイレに果敢に進入して用を足したものだ。愛媛の農園で草刈りとみかん取りに明け暮れていたときも、住み込みの築100年を越える古民家は和式トイレだった。

現代においてほぼ絶滅したように思われている和式トイレがその価値に気づいたときからいつも身近にあったというのは不思議なものだ。引き寄せかもしれないし、現実創造かもしれない。あるいは知恵ある人々がこの素晴らしい器具を取っておいてくれたのかもしれないし、単に新しいものを買う余裕がなかったのかもしれない。

どんな理由であれ、おかげでこの点に関しては幸せに暮らすことができた。和式トイレで用を足すと何とも言えない解放感を味わうことができる。言うなれば、ことが終わった後に自分は今からっぽなのだ感じられるのだ。そして過去の知恵ある人々がすでに気づいていたように腸と脳には深い関わりがある。またこの特有の姿勢を取ることで鍛えられる筋肉も心に強く作用する。つまり足腰が鍛えられれば人は少しは落ち着くものだ。これらのことはグルジェフ氏やシュタイナー先生のような霊的な指導者だけではなく、一部の現代の科学者たちも認めていることだ。

20数年前に和式トイレで感じた違和感はその後、様々な分野で顕在化し、特にグルジェフ氏の本を読んでからは私の人生のテーマになっている。それは一言で言えば、私たちが普通と思っている暮らしは眠りの中で営まれているということだ。もちろん私も眠っている。けれど、グルジェフ氏がその著作の中で述べているように、このしゃがむトイレは邪神自己鎮静に仕えることを許さず、一日のうちのほんの少しの時間であってもクリアな目覚めた意識を与えてくれる。人が高い精神性とは最も遠いところにあると思う排泄という行為もまた目覚めへの風穴になり得るのだ。

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初めての絣〜まずは糸の精錬〜

いま学んでいる機織り、今までは経糸を
たててくださっていたもので織っていました

今回から初めて、糸を準備するとこらから自分でする!
という挑戦の記録です😆

絣〜!できるかな〜!?

糸の準備とは?

さて、糸の準備からしていきますよ〜

まず初めにすること!それはカセになっている糸にひびろを取ることです

本当の始まりは綿花の種を蒔くことですが
今回はわたしの布の始まりと言うことにしておきましょう

ひびろを取る

こんな感じでカセに糸を通していきます
この後の工程で糸同士が絡まることを防いでくれます

次に煮ていきます

次にすることは糸をきれいに洗うことです!

既成の糸ですが、洗っていないものなので
きれいにすることから始めます!

大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かし、石鹸を薄く削ったものを溶かします
薄めの石鹸水になったところで糸を入れ、
20分ほどぐつぐつと煮ます

ぐつぐつと鍋で煮ていきます



使用する鍋は琺瑯やアルミが適しているそうです
わたしは今回、大きな鍋といえば羽釜!しかなかったのでそれを使っています
羽釜は鉄製のものなので、後で染色をするときに鉄成分の影響が出るかもしれません
きっと渋い色になるだろう、と言うことで万事オッケーです笑

どうして洗う必要があるの?

糸ってどうして洗う必要があるのでしょうか?

綿花は毒を含むと言うことをご存知でしょうか?
え!なんかそんな怖いものだったのと思いますね〜

でも食べるものではありませんから、、しかも洗うだけで落ちるので大丈夫〜!

その毒と言われる成分は精巣に影響を与える恐れのあるものだそうです
自分で作る愛着のあるもの
しっかり安心してスリスリできる布に仕上げたいです

鍋から出して洗います

20分ほどぐつぐつと煮たら取り出し
3回ほど水を変えながら洗っていきます

この過程、糸をきれいにすることを「精錬」と言います

この作業がけっこう好き

よ〜〜し
お疲れさまでした

軽く絞ってパンパン!と張って
あとは干すだけ!
今回は1kgの糸の精錬をしました

絣への第一歩!
読んでいただきありがとうございます


このあとは糸の糊付けです〜😊



みなさんの1日が今日も超ハッピーでありますように♡

では!

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奇跡のつづく一日

こんにちは!

頼んでいた種じゃがいもが昨日届いて

そろそろたくさんの種たちも届く頃

種蒔き用の土も用意して

わくわくがとまらない( ´ ▽ ` )♡あかりです!

よいしょ〜

しかしこんなにもたくさん、どこに植えるんだ??

苗を販売できたらいいな♡と思いながら

でもじゃがいも 、、、

どうしようか

庭の畑の一段上に

放棄されている土地はある

ずっと誰も手を入れていないところ

勝手に植えたりしたくないなぁ

と思いながら草を刈っていたら!!

大きなリュックを背負ったご夫婦が現れて

ここの土地、うちのなんです〜!

みなさんにご迷惑をかけていないか心配していました!

あ!!こんにちは〜!

ちょうど草を刈ってました〜!

野菜なりなんなり育ててくださいね〜(^^)

あ!あ!りがとうございます!!!

神奈川県からいらしたそうです

いやぁびっくりしました

ちょうどそこに居て本当によかったです

よし!

じゃがいも植えるぜ!!!

ばんざ〜い\(^^)/♡♡

そうして奇跡は続き

よく勝手に見ていて憧れていたハーブガーデンを

お声かけいただき一緒にさせて頂いているのですが

(これも奇跡)

あれもこれもと、こぼれ種で増えた子たちを譲っていただきました!!!


かわいい

なにこれかわいい

苗ってこんなにかわいいの

まだ根付いていませんので

これからお世話させていただきます\(^^)/


ばんざい〜\(^^)/♡♡



そうしてそうして奇跡は続き

家から遠い畑で玉ねぎとにんにくを植えているのですが

ハーブガーデンの側なので久しぶりに会いに行きました


そしたら


めちゃくちゃおっきくなってる!

偉い!きみたちは本当に偉い!

一度も水遣りもしてないのに


ありがとうありがとう



ばんざい三唱〜\(^^)/!!!



ということで、こんなに

ありがたくて縁起の良い

愛あふれる日に


「やまとなまけもののうえん」


発足です\(^^)/ぱちぱちぱち!



がんばるぞ〜\(^^)/♡

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風邪をひいたら!

こんにちは!

数日前から夫婦そろって風邪気味です

旦那さんは喉がイガイガ、霊気でみてみるとたしかに喉のところが気になる

とくに気管支にかけてケアが必要だと感じたので

翌日からマーシュマロウとカモミールのブレンドティーを淹れました

マーシュマロウの面白いところはなんといっても

粘液質の多さ!そしてその抽出方法!

冷浸剤といって、水で抽出していきますよ〜

わたしは一晩浸しておき、翌朝それを沸かしてカモミールと一緒に頂きます

喉が気持ちいいと言ってもらえましたよ( ´ ▽ ` )

あとは金柑カリンシロップが好評でした

喉の痛みにはタイムやセージが有名ですが

我が家にはなかったので

ヒソップ、エルダーフラワー、ペパーミントたちに力になってもらいました♡

こんなときのために、エキナセアも買っておいたほうがいいですね

しかし金柑をたくさん頂いていたのでシロップにしておいて助かりました!

憂いなしだったので万事おっけー!

そして2人とも鼻水ずるずる、詰まって苦しいぐるじぃ〜

だったので、ユーカリの精油に助けてもらいました

我が家はディフューザーではなく、珊瑚に垂らして自然に拡散

ちょうど良い距離感が気に入っています

あ、あとこれはわたしが昔からやっていることなんですが、

風邪のひきはじめ、喉が痛いな〜と思ったら

喉仏のあたりを(わたしには喉仏ないですが笑)

両側、親指と人差し指で挟んで

ぐりぐりとマッサージする

咳が出たらそこで合っています!

これをやると風邪をひかずにすむことがあります!

いつぞや、自然療法に関する本を読んでいた時にこの方法が載っていたので

自信を持っておすすめできます!

なんの本か忘れたのが説得力をなくしている笑

まあ、お試しください(^^)

では!

みなさんの今日1日が幸せで溢れますように♡

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自分たちの手から生み出される美しさ

こんにちは!

今日は朝から一日雨です

こんな日は針仕事がはかどりますね〜♪

旦那さんは自分で服を直せるようになりたいと、目下 ダーニングに挑戦中です

難しいようですが、少しずつ進めています😊✨

竹細工をみんなでやろう!の会へ

さて、先日参加させていただいた竹細工教室

その後、先生はいらっしゃらないのですが

参加した方たちがそれぞれ教え合う

なんともピースフルな集まりへ行ってきました♪

お天気にも恵まれ暖かく、広いお庭を提供してくださる方がいて

どうするんだっけ、こうだよそうだよと

みるみる竹ひごができていく

初めから完璧じゃなくていい、まずは自分で使うものから作っていく

しかし竹細工って、こんなにおおらかで気軽にできるものなんですね〜♡

なんだか敷居が高いと勝手に思っていました

こうして手を動かし、切り出してきた竹がひごになり、編まれてカゴになり

気づけば生活の中に溶け込んできている

山に生えていた竹が、私の暮らしを楽しく支えてくれている


私はいま機織りを学んでいるのですが、それも伝統的な格式ばったものではなく

どんな色にしようかな、どんな柄にしようかな

、と暮らしに馴染むようなものづくりになっています

緻密で精巧で、まさに匠の技!!!

といった美しさとはまた違う

「暮らしの中の美しさ」

それが私にとってはとても愛おしく感じます

整って、そよ風に揺れる洗濯物

彩よく盛られた毎日の食卓

綺麗に繕い、10年寄り添ってきたズボン


美しさは私たちの手の中に♡



本日も読んでいただきありがとうございます

あなたの一日が今日も幸せで溢れますように😊♡

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ハーブと身体感覚

こんにちは!

いま機織りを習っているのですが先日は機拵え(はたごしらえ)をしていました

経糸をかけていく工程で、ざっくり言うと細かい糸の隙間に糸を通していく作業

今日で終わるかなあ〜

気が長い作業、美しく糸が揃うまでにもう少しかかりそうです


ハーブティーと身体感覚

さて!先日、旦那さんから

「ハーブティーは体で飲むものだ」と名言をいただきました

そうですね、本当にそう感じます

ハーブティーを飲み始めてから、「体が喜ぶ」という言葉には収まりきらない

何かもっとはっきりとした感覚を得る時があります


飲んだ瞬間に、喉の辺りから体全体へ光の放射のように広がっていく

その後、こわばっていた体の力が抜かれていくような感覚が訪れるハーブ

他にも、胃の辺りからズーンと力強い根が生えて、肛門の下まで突き抜けていくように感じるハーブ

胃の少し下に、ぽ〜ん!と力強い丸い光がじわじわと弾けていく感覚のハーブ

飲み心地にもいろいろとあって

ごきゅっ ごきゅっ ごきゅっとすぐに飲み干してしまうものや

一口含んだだけで、喉がグッと狭まる感じがして飲めないものや

それも人によって様々なところが面白いですね

必要な人と、そうでない人、当たり前ですが あるわけですね

味だけではないハーブのこういった感覚を味わうと、

音楽や詩が体へ入ってくる時の感覚と共通するものがあるなぁと思います


こうしたことがより感じやすいのは、

シングルティーや2つくらいまでのブレンドティーかと思います

私はハーブティーをブレンドするときは、主に3つ、多くても4つまでにしています

たくさん入れるほどに、一つ一つのハーブの作用は弱くなると感じるからです

個性を感じたい、ストレートなパワーを取り入れたい時にはシングルでいただきます

逆に、たくさん入れるほどに、それぞれのハーブの個性が和らぎ

万人向けのハーブティーが仕上がるのではとも思います

お好みで、シングルやブレンドを楽しんでみてくださいね♪



みなさんの今日一日が幸せで溢れますように♡


では!



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詳しい!手作り味噌の仕込みかた

こんにちは!

今朝のハーブティーはすぐに緊張してしまう自分のために、

ジャーマンカモミールとレモンバームのブレンドにしました♡

今日もがんばるぞー!♡

詳しく書きました!お味噌の仕込み方

さて、お味噌の話

我が家は、昨年から自家製のお味噌と

赤味噌(八丁味噌)を、その日の気分で使っています

わたしは東海地方出身なので、やはり赤味噌は必須です

赤味噌じゃないと味噌汁じゃねえ!と思っていたのですが笑

自家製味噌を食べるようになって、白い味噌もうまいなあと変わっていきました


昨日は、種まきカレンダーでいう「実の日」

保存食や発酵食品などを作るのにいい日なので

味噌を仕込んでいました

一日中かかり、昨年よりいっっぱいできたな〜!!

と思ったら、5年分の味噌を仕込んでいました笑

そりゃあ時間かかるわなー!と2人で爆笑


みなさん、「材料の重さ」と「仕込みの重さ」は異なりますので注意してくださいね

我が家は用意していた壷の説明書に 仕込み量8kg入ります と書いてあったので、

もう1つの壷とあわせて10kgはいけるねー!

と、今回の量を決めました

5kgの大豆は水分を吸って、ものすごく増えます

水分を吸った麹もまたしかりです笑

ちなみに今年の我が家の味噌の作り方

記しておきます(2人で5年分の量ですよ)

ー材料ー

大豆 5kg

米麹 5kg

塩 2kg

ー手順ー

①大豆を一晩水に浸けておく

②大豆を煮る

③ほぐした麹に塩を混ぜておく

④指で軽く潰せる程にまで大豆が煮えたら、潰す(指で、ではないですよ笑)

⑤麹と塩が混ざったところへ潰した大豆を加えてなじませる

⑥甕(かめ)に詰めて、塩を敷き ラップやサラシや竹皮などお好みのもので封する

⑦落し蓋と重石を乗せる

⑧紙や布で包んで置く



〈各手順のポイント〉

①大豆を一晩水に浸けておく

豆を普段から煮る方はご存知だと思いますが、豆はすごく水を吸います

朝見てみたら、水が足りていなくて豆が顔をだしていた!

なんてことがありますので、ひたひたよりも多目の水を

注いでおいてくださいね

②大豆を煮る

5kgの豆を煮るとなると、普段使う鍋で、そしてガス火で、というと

時間もかかるし、ガス代もかかる

なので今回は羽釜で火を焚いて煮ました!

吹きこぼれても、じゃ〜っと流れていくだけだから気が楽

屋外で気持ちがよかったです♫

コンロで煮る場合も、吹きこぼれに注意してくださいね

そして「豆はグラグラ炊かずにブツブツ炊け」といいますが

水加減と火加減が腕の見せどころですね

ふっくらと美味しい豆が炊けたらとても幸せなものです

まあ今回はとても柔らかく煮るのでそこまで関係はないのでしょう

とにかく 豆が水から顔を出さないくらい、そして踊らないくらい

弱火にして、水を継ぎ足しながら

豆にマメに付き合ってあげます

③ほぐした麹に塩を混ぜておく

麹は真空パックになっていて、開けるとほとんどパラパラと広がるのですが

中には固まっているところがあるので、手でほぐしていきます

今回は もろぶた を使いました

入れ物は入ればなんでもいいと思います

そして塩と合わせていきます

わたしはいつも忘れてしまうので、大きな声では言えませんが

「塩は少し残しておいてくださいね〜!」

壷に詰めたあと、上に敷きますからね

④指で軽く潰せる程にまで大豆が煮えたら潰す

さて、大豆は煮えてきたでしょうか?煮汁はとっておいてくださいね

ここでは後で潰すのが楽なので、普段食べている感じよりもだいぶ柔らかく煮てください

ミキサーでもいいと思いますが、我が家はすり鉢で潰して擦りました(旦那さんが)

一度、杵と臼を持ち出してやってみていましたが

やはりすり鉢の方が早くてきれいに仕上がったみたいです

⑤麹と塩が混ざったところへ潰した大豆を加えてなじませる

ただ混ぜるだけなのですが

水分が足りなくてまとまらない時は、豆の煮汁を加えてください

え!捨てちゃった!という方は、水でも大丈夫だと思います♫

こうして発酵食品を作るときに

ビニール手袋をするなんてもったいない!

あなたの大切な常在菌も入れてあげてください

できれば家族全員分

そうしたらそれだけ多様性のある、かつそれぞれに必要なお味噌に仕上がります♡

お腹喜ぶ 元気なお味噌になりますよ♡

⑥-1 甕に詰めて、塩を敷く

我が家は常滑焼きの甕を用意しました

それだけでは詰めきらず、梅酢を追い出し、みかん酵母を追い出し笑

なんとか4個、甕と琺瑯、ガラス瓶に分けて入れました

ガラス瓶はどうなんでしょう、味噌作りではあまり使うのを聞きませんが

入れ物が足りなかったので仕方ありません

重しをしない作り方をする場合にはビニール袋でも大丈夫だそうですよ

さて、詰めていきます

よく味噌玉を投げて入れるといますが、

的が小さいと案外 投げ入れ辛いです

でも楽しいのでやってみましょう

おにぎりくらいにまとめて、えいっ!

ぎゅうぎゅうと空気を抜くように味噌を詰めていきます

表面をきれいにしてあげます

塩は分けて置いてありますか?

勢いよく全部入れてしまった方は、分量外で大丈夫です

追加で塩を用意しましょう

味噌の表面を覆うように3mmくらいですかね、敷いていってください

⑥-2 ラップやサラシや竹皮などお好みのもので封する

うちの旦那さんはラップが嫌いなので、昨年は竹皮でやってみました!

結果、すごくカビました!笑

結局ラップを使ったのですが今年はサラシでリベンジします


⑦落し蓋と重石を乗せる

落し蓋って今どき身近なものなのでしょうか?

木製の蓋なのですけれど、ご存知でしょうか?

わたしはあまり使わないのですが、旦那さんは煮物を作るときに使っています

それをお好みのもので封した上に乗せてください

重しは味噌の重さの2倍とよくいわれています

重し、売っていますが昨年は海へ石を拾いにいきました

適当なものでいいかと思います

➇紙や布で包んで置く

さて!ここまできました!

あとは重しをした上から布や紙で包んで置きましょう

重しがなかったら蓋ができるのですが、重しがある間はこのかたちで発酵してもらいます



完璧な手前味噌なんて”ない”とも言えるし”全てそうだ”とも言える

今年の味噌作りはいかがだったでしょうか?

わたしは発酵食品を作るようになって、だいぶおおらかになった気がします

細かいところまで作りかたがわからない、うまくいかない、カビてしまう、

それでもおいしいじゃないか!

完璧なものなんてないんだよ、だから大丈夫

と旦那さんが言ってくれるように

自然と時間に任せるものに、私の都合なんて関係はありません

そうして、わたしの思う”完璧”とはかけはなれた

なんとも美しい完璧なものが出来上がる

素敵なことですね

長文を読んでいただきありがとうございました

みなさんの今日が、幸せで溢れた一日になりますように♡

では!

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植物は金属を嫌う?

こんにちは!

今日は風がめちゃくちゃ強いですね〜

我が家はトタンがふっとんだ〜!でした笑



ハーブティーを淹れる時に、成分が変化してしまう恐れがあるので

陶器やガラスのポットを使うというのを知っている方は沢山いらっしゃるかと思います

私は今、機織りを習っているのですが、面白いことに先日

「糸は金属を嫌うんです」

と教えていただきました!

え!ハーブもそうなんですよ!と話に花が咲き、なんでですかね〜と盛り上がりました笑


そういえば、と思い当たり五行説を見てみると

「木」と「金」は相剋(そうこく)の関係にあるんですね〜

なるほど〜

こういった感覚的なことが体系化されていたりすると面白いなあとワクワクします


そういえば、人間で考えても、金属が好きではない方がいらっしゃいますね

人生フルーツのつばたさんも、「金属のスプーンはぼく嫌いなの」といって

ひで子さんに木のスプーンを出してもらっていたシーンがあります

ほっこりする大好きなシーンのひとつです

また、機織りの機器でも、金属製、木製や竹製とありますが、やっぱり木や竹の方がほっこりと作業ができる気がします

そんなわたしも、金属より竹や木が好きなようです笑

小さな発見でした♡では!